半月板損傷
- 膝に強い痛みを感じ、長期化している
- 膝の屈伸時に引っかかったような痛みを感じる
- 膝に力が入りずらい
- 膝の曲げ伸ばしができない
- 膝関節部が腫れて膨らんでいる
半月板損傷とは|岡山市南区・中区 陽だまり鍼灸整骨院グループ
半月板とは膝関節の大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にあるC型をした軟骨の板で、内側と外側に存在しジャンプ着地などの衝撃を受け止めたり膝を安定させたりする役割を担っています。これを損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じるようになります。ひどい場合は膝に関節液と呼ばれる水がたまったり、急に膝が動かなくなる「ロッキング現象」という状態になり、歩くことが困難になるほどの痛みが生じるようになります。
また、膝に体重がかかる時や、膝の曲げ伸ばしをした時に痛みが見られるほか、膝関節の動きに違和感がでる、動きがスムーズでない、一定以上に曲げ伸ばしが出来ないといった関節運動の制限、可動域の狭小化が見られるようになります。この症状が出現するようになるのが半月板損傷です。
太もも前面「大腿四頭筋」の筋力低下や萎縮などの症状が見られることもあります。傷つき裂けた半月板が何らかの拍子に関節に挟まると、膝の曲げ伸ばしができなくなる「ロッキング現象」が起こります。ロッキング症状は激痛で歩行困難になる現象が生じます。
半月板損傷の原因|岡山市南区・中区 陽だまり鍼灸整骨院グループ
膝は体の中でも特に体重の負荷が大きくかかる部位です。歩行時に3~8倍以上、時には片足に体重の10倍以上の負荷がかかることもあり、半月板にも大きな力が加わります。
半月板の損傷は徐々に進行する場合と、急激に進行する場合と2ケースあります、多くの場合は膝に圧力がかかり続けて、徐々に損傷が進行していく前者のケースが目立ちます。激しいスポーツの最中に立ち上がったときなどに、突然膝に痛みが走って自覚することがあります。そういったケースは非常に稀で、多くの人は半月板が損傷していると気づかず、一般的な膝痛だと勘違いしていることも少なくありません。
半月板は、膝関節の繋ぎ目の外側と内側にある組織ですが、特に損傷しやすいのは内側の半月板です。
関節に無理な力が加わった時に損傷します。損傷すると、膝を動かす時にゴキッという不快な音がするようになったり、強い痛みを感じたりします。また、膝に水が溜まることもあり、その症状は変形性膝関節症と似ています。急激な動きや無理な体勢によって膝を酷使したり、膝を強く打ち付けた時などに、吸収しきれないほどの負荷がかかることで半月板が欠けたり断裂したりすることがあります。
特徴的な症状は、膝を動かせる範囲が狭くなるロッキング、歩いている最中に突然膝の力がガクッと抜ける膝崩れ、膝を深く曲げた時にきしむスナッピングです。この3つの特徴が見られたら、半月板損傷を疑ってみるといいでしょう。
半月板損傷の特徴|岡山市南区・中区 陽だまり鍼灸整骨院グループ
運動中の膝の怪我によって発生する場合が多く、急性のスポーツ外傷に分類されています。サッカーやラグビーで走りながら急激に方向転換をしたり、柔道の技に入って軸足に負荷がかかった状態で年・動作が加わったり、野球で捕手が膝を深く曲げた姿勢から送球をする時など、多くは膝が無理に捻られたり伸ばされた時に起こります。
若い人に比較多い外傷で、40歳以上になると加齢を伴う半月板の老化や負荷によって半月板だけでなく(内外側)靭帯が切れるケースもあります。この場合、時間をかけてゆっくりと切れていく為、痛みも徐々に出現します。
膝の関節を外側に曲げた時は内側の半月板が、膝の関節を内側に曲げた時は外側の半月板が損傷します。
半月板損傷の治療|岡山市南区・中区 陽だまり鍼灸整骨院グループ
保存的療法で症状が軽減します。膝を極力使わないよう安静にしつつ(固定し松葉づえ等を使い負荷をかけない等)、半月板の破損の状態に応じて損傷した部分を修復するための治療法を採用することが多いです。
損傷と症状が経度であれば、手術を行わず患部を温めたり、サポーターで固定するなどの保存療法で対処します。また、筋萎縮予防や疼痛の軽減を目的として、大腿四頭筋、膝関節周囲の物理療法も実施します。
重症になると、膝が伸ばせないロッキング、持続する痛み、繰り返しの半月板損傷、膝に水が溜まる症状(関節水腫)などが見られる場合は、破損した半月板を縫合、または内視鏡を用いて切除する手術が行われます。半月板は血管分布が乏しく、縫ってもくっつかないままの状態がほとんどです。
手術のみで治るというわけではなく、今の問題を軽減して、後療法(リハビリテーションなど)で対応する方法を見つけていきます。自己判断では難しい場面も多くあるので、一度岡山市南区の陽だまり鍼灸整骨院にお越しいただき詳しく検査をして正しい治療法を見つけていきましょう。
執筆者:柔道整復師
南区洲崎院 院長 神田 剛柱(治療家歴12年)
私は学生時代から柔道をしていました。
その競技経験中に度重なるケガに悩まされていた際に整骨院で柔道整復師の方に治療をしていただきこの職業を知りました。
治療を通じて患者様と触れ合うこの職業に魅力を感じ、現在は施術者として多くの患者様の痛みや悩み向き合っております。
痛みや体の悩みを解決する事は勿論のこと、解決したその先の本来のニーズにマッチした提案を得意とする当院で皆様の未来に「健康」を通じて向き合っていけたらと思います。
陽だまり鍼灸整骨院グループをどうぞよろしくお願いいたします。
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